「巡(り)継(ぐ)」という価値観の体験デザインへ。 NEWoMan高輪 「巡継カーニバル」
2026.09.11
博報堂Gravityは、NEWoMan高輪で開催されたエシカルイベント「巡継(めぐりつぐ)カーニバル」において、コンセプト開発、キービジュアル制作、体験コンテンツ設計、コミュニケーション開発を担当しました。
「巡継」とは、モノが人から人へ受け継がれることだけでなく、その背景にある愛着や技術、想いまでも未来へつないでいくという考え方です。2026年7月16日から8月7日まで開催された本イベントでは、展示やマーケット、参加型アートなど多様な体験を通じて、新たな循環の価値を提案しました。
コンセプトを象徴するキービジュアルとステートメントを開発
イベントコンセプトである「巡継(めぐりつぐ)」の人から人へ受け継がれる循環とモノと人の物語が重なり合う記憶を、丸の連なりで表現。丸はシンプルな形ですが、集まり方によって人にも、粒にも、関係性にも見えてきます。
異なる背景(色)を持つ人々が集まり、未来へバトンをつないでいく循環(Love, Loved, Reloved)を視覚化。イベントの祝祭性とNEWoMan高輪らしい洗練された感性を共存させるデザインに昇華しました。

ブランドの背景にあるストーリーを伝える「巡(り)継(がれる)物語 展」
クラークス(Clarks)、アイヴァン(EYEVAN)、バーミキュラ(VERMICULAR)、ジョン スメドレー(JOHN SMEDLEY)の4ブランドとともに、各ブランドが紡いできた職人技やモノづくりの歴史を紐解き、未来へ受け継ぐ物語として展示を企画。商品そのものだけではなく、その背景にあるストーリーや価値に触れられる体験を設計しました。


“巡り継ぐ”を体験するコンテンツ
イベントでは、一方的なサステナブルの訴求ではなく、「実際に体験することで理解する」ことを重視しました。
キッズフリマ by メルカリ
週末には、子どもが主役のフリーマーケットをメルカリの提供で開催。子どもたち自身が出店し、モノを次の誰かへ受け継ぐ体験を提供。売買を通じてモノの価値や循環の仕組みを楽しく学び、「巡継」というイベントコンセプトを体感できる場となりました。



ヴィンテージマーケット
A.P.C. VINTAGEとagnès b.が回収・保管してきたアイテムを販売するマーケットを開催。ブランドが大切に循環させてきたヴィンテージアイテムに宿る歴史や想いに触れながら、新たな持ち主との出会いを創出する体験コンテンツとして企画しました。



参加型コンテンツ「手織りアートウォール」
NEWoMan高輪に出店するブランドから出た端材を活用し、来場者が手織りでつくりあげる参加型アートウォールを設置。
参加者によって作品が完成していく仕掛けとすることで、「循環」や「つながり」を体感しながら視覚化するコンテンツとして展開しました。コンテンツの参加人数は500名を超えました。



「巡継」というコンセプトを起点に、ファッション、クラフト、エシカルを横断する体験をデザイン。来場者が楽しみながら循環型社会や新しい消費のあり方について考える機会を創出しました。
博報堂Gravityは、ブランドが持つ価値や思想を生活者が共感できる体験へと転換し、ファッション・ライフスタイル領域における新たなコミュニケーションデザインを推進しています。
プロジェクトメンバー
CP:宮瀨 緑 / SXPr:吉村 真由/ Pr:阿部 信人